天然無垢材の適材適所

大きな一本の原木から角材や板を直接必要な寸法に切り出したものを、無垢材を呼びます。
「木」本来の質感、風合いという面が魅力です。化学物質を含まない自然素材としても注目されています。一番の特徴として調湿作用があり、湿気の多い日は水分を吸収し、乾燥している日は水分を放出して湿度を一定に保とうとする為、「縮む」「膨らむ」という性質があることです。優れた断熱性があり、周囲の温度環境に影響されにくいため夏は涼しく、冬は暖かな環境をつくります。又、無垢材は年数が経つにつれ、強度が上がるので世代を渡って長く住まうことができます。

板取(いたどり)
原木から板を切り出す場合、年輪の目に対してどのような角度で切り出すかによって、板表面の木目が異なります。
切り出しの角度は木目のみならず、板の強度などにも影響を与えるので、適材適所に使用することが大切になります。


柾目(まさめ)
年輪の目を断ち切るように年輪に対し直角に近い角度で切り出した板の表面に現れる木目を柾目と呼びます。
冬目と夏目が交互にほぼ平行に現れ、綺麗にそろった縞模様です。とても美しい縞模様なので和室の鴨居、長押等の部分などに使用します。

板目(いため)
年輪に沿うように接線方向に切り出した板の表面に現れる木目を板目と呼びます。木目は柾目のように整った縞模様とはならず、不規則な曲線模様です。年輪の目が詰まった冬目が板の厚さ方向に複数重なっているため水を透過させずらい性質があります。



こだわりの「竿天井」

天然木の無垢材を使用し、杉の1本丸太から杉板を取り、板目を上下に組み合わせることによって杉の木1本の良さを十分に引き出します。ごく普通の天井ですが、手間はかかるものの、風合いの良さ、温かみの格段にある和室に仕上がります。



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