西道の持つ特徴・技術

西道の特徴は「木の良さを知っている」という事です。それぞれの個性、表情その時々での木の力など、本来の木の良さを知っているからこそ、趣きある和室を作りたい、和風モダンなリビングを設計してもらいたい、などのお客様の声に誠実にお答えできるのです。

造作材の使用例

窓枠や、鴨居・長押などの人目に付く仕上げ面に用いられる木材のことです。
美しさが求められる木材です。木の特徴を把握し、色合いや木目の具合など様々な観点から、厳選して素材を選びます。


「格天井」(ごうてんじょう)
「格天井」とは「格縁天井」とも言いますが、角材を格子に組み、その上に板を張った天井。寺院建築や書院造りなどで、格式の高い部屋に用いられています。
格子状の組み木を格縁(ごうぶち)、組み木で囲まれた正方形の部分を格間(ごうま)と言います。


梁は1本の木から成り、木組みを行います。
木の伸縮を考え、適正な場所に合いがき、丸身を写し組み上げるため、高い技術が必要となります。


鎧張り(よろいばり)
外壁等の表面を平らにするのではなく、板を少しずつずらして張り重ねて鎧のような形に見える仕上げ方のことをいいます。壁の断面は、いわゆる長押挽きといわれる台形になっているため、雨などが吹きつけたときの水切りが良いのが特徴です。雨量の多い土地などの外壁仕上げに多く採用されています。


背割り(せわり)
背割りとは、柱などに使用する芯をを持っている木材の化粧面以外の一面に割りと呼ばれるひと手間の溝(切り込み)を入れることです。背割りをしない柱は乾燥などの気候の変化で柱の表面にひび割れが生じてしまうことが多くなります。化粧面を守るためにも背割りを入れて木が呼吸する余白を作っておくことが大切です。



欄間(らんま)
欄間は、日本の建築様式のひとつです。
部屋と部屋との境目や、部屋と廊下や縁側との境目に設けられ、障子、格子、透かし彫り等の彫刻を施した板を嵌め込み、採光、通風、装飾といった目的のために天井と鴨居との間に設けられます。細工の良しあしで和室が格段に趣のあるものに変わります 。


構造材の使用例

柱や桁・梁・土台等の建物の基礎となる骨組み部分を構成する木材のことです。
当然、太くて剛性が高く、耐久性のある木材を用いる必要があります。


貫(ぬき)
貫(ぬき)とは木造建築で柱などの垂直材の間に通す水平材です。常には見えない細工ですが壁などの補強に使われています。
使用される貫は、柱を貫通させて楔で固めることにより、柱や建物全体の強度を上げる働きを持ちます。貫は文字通り柱を貫通することが特徴です。耐久性に優れています。


梁(はり・りょう)
床や屋根などの荷重を柱に伝える材のことを梁と言います。地震などに際しては水平方向の荷重を支えます。露出する梁には虹梁(こうりょう)のような意匠的な工夫がなされることも多いですが、梁を見せることで和室だけでなく洋室に自然の空間が上に向けて広がります。




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